【6ステップで解説】起業に必要なスキルとは?成功させるためのコツも解説

「起業家に必要な能力は?」「起業に必要な知識や本は?」
こんな疑問はありませんか?

わたしは採用コンサルタントやキャリアカウンセラーの経験からも、
ありとあらゆる業界の人からの相談を受けてきました。

そのなかでも「起業がしたいけど必要なスキルがわからない」と悩んでいる人は本当に多いですが、
起業で成功する人にはある共通したスキルがあります。

そこで、今回は「起業に知識や必要なスキル」について徹底解説します。

スキルを獲得する方法や成功するための実践的なステップも解説しますので、起業のことで悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

起業するために必要な知識とスキル

起業するために必要な知識とスキルは下記の通りです。

  1. お金についての知識
  2. 法律の知識
  3. 専門分野のスキル
  4. マーケティング力
  5. 営業力
  6. 情報収集スキル
  7. 業務遂行スキル
  8. 数値管理スキル
  9. 言語化スキル
  10. プレゼンスキル
  11. 問題解決能力
  12. マネジメントスキル
  13. 自己管理能力
  14. マインドセットスキル

(1)お金についての知識

起業するうえで「お金の知識」は欠かせません。

売上が立っても、キャッシュが不足して倒産する企業は珍しくないからです。
特に重要なのは、単に稼ぐだけでなく「利益を残す」視点です。

たとえば、売上から経費を差し引いた「利益」が手元にどれだけ残るのかを把握しておく必要があります。
売上が多くても広告費や外注費などで赤字になるケースもあります。

また、確定申告や税金、社会保険の仕組みも理解しておきたいポイントです。
会社員だと社会保険料の半額を会社が負担してくれますが、フリーランスになると全額自己負担になります。

たとえば、国民健康保険は収入に応じて高額になることもあるため、想定外の出費に驚く人もいます。

さらに、「月商○○万円」などの表面的な数字に惑わされず、収支を冷静に見つめる力が、事業を継続させる鍵となります。事業がうまくいくかどうかは、お金を管理する力にかかっているとも言えるのです。

(2)法律の知識

起業するうえで「法律の知識」は避けて通れません。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、最低限おさえるべきポイントに絞れば、専門家でなくても実務に活かすことができます。

たとえば、契約書の基本構造や注意点は押さえておきたいところです。

業務委託契約や秘密保持契約(NDA)など、自分が提供するサービスの内容や報酬、責任範囲が明記されているかをチェックできないと、あとでトラブルになる可能性もあります。

また、著作権や商標権など、自分の発信コンテンツやサービス名称を守るための知識も大切です。
SNS投稿や商品名が、意図せず他人の権利を侵害してしまうこともあるので注意が必要です。

もちろん、細かい判断は弁護士に相談するのがベストですが、最低限の知識を持っていれば、そもそも危ない契約を避けたり、相談すべきタイミングも判断しやすくなります。

「知らなかった」では済まされないのが法律の世界なので、自分の身を守るためにも、実践で使う知識を少しずつ身につけておきましょう。

(3)専門分野のスキル

起業するうえで「専門分野のスキル」は最も基盤となる要素のひとつです。
どんなに情熱があっても、提供するサービスや商品に価値がなければ、顧客に選ばれることは難しいからです。

たとえば、Webデザイナーならデザイン力、動画シナリオライターなら構成力や表現力、キャリア支援者なら転職市場の知識や面談スキルなど、自分が提供する領域において一定の専門性が求められます。

ここでいう「専門性」とは、単に資格や学歴だけでなく、実務で成果を出せる再現性のあるスキルのことです。

とはいえ、最初から完璧を目指す必要はありません。

実務を通じて磨かれるスキルも多くありますが、重要なのは「まずは小さく始めて、実践で育てていく」という姿勢です。
専門スキルを磨くことは、顧客からの信頼を得て、自分のビジネスを安定・拡大させる土台になります。

やみくもに起業する前に、自分の得意な領域やスキルを棚卸しして、どんな価値を提供できるかを明確にしておくことが大切です。

(4)マーケティング力

起業を成功させるうえで欠かせないのが「マーケティング力」です。
どれだけ良い商品やサービスを持っていても、それを届けたい相手に伝わらなければ、売上にはつながりません。

マーケティングとは、「誰に」「何を」「どうやって届けるか」を考える活動全般を指します。
たとえば、ターゲット(理想の顧客)を明確にし、その人の悩みや願望にフィットする商品設計をすることです。

そしてSNSやブログ、広告などを使って認知を広げ、購入まで導く一連の流れを設計していきます。

よくある失敗は「いいものを作れば勝手に売れる」という思い込みですが、現実は知られていない商品は存在していないのと同じです。

必要なのは、相手の視点で考え、価値が伝わるように見せ方や言葉を工夫する力です。

マーケティング力は、小さな起業でも収益を安定させるための「売れる仕組み作り」として、最重要スキルのひとつです。

(5)営業力

起業するうえで欠かせないのが「営業力」です。
営業と聞くと飛び込み営業のようなハードな印象を持つかもしれませんが、実際はもっと広い意味があります。

自分の商品やサービスを必要としている人に、適切に価値を伝えて購入してもらう力が営業力です。

たとえば、個人で商品やサービスを提供する場合、誰かがあなたの存在を知り、「お願いしたい」と思ってもらうことが必要です。

そのためには、相手の課題やニーズを聞き出し、自分の商品がどう役に立つのかを伝えるスキルが求められます。

営業が苦手な人は、「売り込まないといけない」と思い込みがちですが、実際は相手の立場に立って話を聞くことが大事です。

無理に売るのではなく、「この人にとって本当に必要か」を考えたうえで提案できると、信頼関係が築けます。
営業力は、事業の収益を生む源です。

たとえ素晴らしい商品を持っていても、それを届ける力がなければ事業は続かないので、起業初期こそ、営業に自ら動く姿勢が結果を左右します。

(6)情報収集スキル

起業を目指すうえで、「情報収集スキル」は想像以上に重要です。
なぜなら、起業の現場では“正解がない”場面に直面することが多いからです。

たとえば、競合の動き、顧客ニーズ、市場の変化、法制度の改正など、あらゆる情報が意思決定に影響を与えます。

SNSや検索エンジンから表面的な情報を得るだけでなく、信頼性の高いソース(官公庁の統計、業界レポート、有識者の発信など)にアクセスし、情報の真偽を見極める力が求められます。

これが「リテラシー(情報を正しく読み解く力)」です。

さらに、集めた情報をそのまま受け取るのではなく、「自分のビジネスにどう影響するのか?」と自問しながら整理・判断していく思考力も不可欠です。

たとえば、同じデータを見ても“行動につなげられる人”と“ただ読んで終わる人”では成果が全く変わってきます。

情報は「探す力」だけでなく「活かす力」まで含めて磨いていきたいスキルです。

(7)業務遂行スキル

起業を継続的に成長させていくうえで欠かせないのが、「業務遂行スキル」です。

これは、与えられたタスクを期限内に正確にやり切る力のことで、自分でスケジュールを立て、優先順位を判断し、必要な作業を一つずつ実行していくスキルです。

起業初期は、営業・企画・経理・事務などをすべて自分でこなす場面が多く、マルチタスクに対応できる実務力が求められます。

ここで重要なのが「セルフマネジメント力」です。
タスク管理ツール(例:TrelloやNotion)を活用するのもひとつの手です。

また、途中で集中力が切れたり、優先順位を見失うと、結果的に売上にも影響します。
細かなことでも一つずつ着実に完了させる「完遂力」は、信頼の積み重ねにもつながります。

自由な働き方には自己管理が欠かせません。業務遂行スキルが高まると、チャンスを確実に掴み、着実に成果へつなげていけるようになります。

(8)数値管理スキル

起業をするうえで、見落とされがちだけれど非常に重要なのが「数値管理スキル」です。

売上・利益・経費など、ビジネスにまつわるあらゆる数字を把握しておく力が求められます。
「なんとなく稼げている」「忙しいからうまくいってるはず」では危険です。

たとえば、いくら売上があっても、経費がかかりすぎていたら手元にお金は残りません。
数字の裏側にある意味を読み取れないと、知らない間に赤字経営になってしまうこともあります。

難しい会計知識までは不要ですが、少なくとも月次の売上・粗利・経費を簡単に整理し、利益が出ているか確認する習慣は必須です。

クラウド会計ソフトを使えば、知識が浅くてもある程度は自動で管理できるので、数字を見るクセをつけると、意思決定にも根拠が持てるようになります。

感覚や雰囲気に頼らず、数字で考える姿勢が安定経営のカギとなるでしょう。

(9)言語化スキル

起業において「言語化スキル」は見過ごされがちですが、非常に重要な能力です。
言語化スキルとは、自分の考えや感情、サービスの価値などを相手にわかりやすく言葉で伝える力のことを指します。

たとえば、自分の商品やサービスを紹介する場面で「なんとなくいいものです」と曖昧に伝えても、相手には伝わりません。

「どんな人に、どんな悩みに対して、どう役立つのか」を端的に説明できてはじめて、相手の心に響きます。

また、チームでの仕事や外注管理でも、的確な言語化ができないと意図のズレが起こり、トラブルの原因にもなります。
これは「コミュニケーションコスト」と呼ばれるもので、言葉の不明瞭さが業務効率を下げてしまうのです。

普段から日記を書いたり、メモを取るなどして思考を整理する習慣を持つと、言語化の力は鍛えられます。
自分の頭の中を「見える化」することで、ビジネスもスムーズに進めやすくなります。

(10)プレゼンスキル

起業家にとって「プレゼンスキル」は、自分の印象や存在感を意図的にコントロールする力のことを指します。

単なる“見た目の良さ”ではなく、「信頼感」や「説得力」を持って相手に伝えるための総合的なスキルです。

たとえば、商談やプレゼンの場では、話す内容だけでなく、声のトーン、話すスピード、姿勢、目線などの非言語的な要素が強く影響します。

これらは「ノンバーバル・コミュニケーション」と呼ばれ、言葉以上に印象を左右することがあります。

また、SNSや動画でもプレゼンスキルは活きてきます。
表情や間の取り方一つで、伝わる印象がまるで変わることもあるため、自分自身の魅せ方を意識することが重要です。

相手に「この人と一緒に仕事したい」と思わせる力は、技術や実績だけではなく、こうしたプレゼンスキルに支えられていることが多いのです。

意識して磨いていくことで、信頼される起業家としての土台が築けます。

(11)問題解決能力

起業において「問題解決能力」は、目の前のトラブルを乗り越えるための重要なスキルです。

ここでいう問題解決とは、「発生した課題の本質を見抜き、最適な方法で対処していく力」のことです。
単に応急処置をするだけではなく、根本原因を突き止める視点が求められます。

たとえば、売上が伸びないという問題があったとき、「集客が足りない」と決めつけて広告費を増やすのは早計かもしれません。

実は商品の魅力が伝わっていなかったり、ターゲットがズレていたりと、別の根本原因があるケースも多いです。
こうしたときに有効なのが「仮説思考」と呼ばれる考え方です。

これは、「おそらくこの原因では?」と仮説を立てて検証していくアプローチです。的外れでも構いません。
重要なのは、素早く仮説を立てて行動に移し、結果を見て軌道修正していくプロセスです。

問題を的確に捉えて乗り越えていく力は、事業を前に進めるうえで欠かせないスキルです。

(12)マネジメントスキル

起業において「マネジメントスキル」は、事業を安定して成長させていくうえで欠かせない要素です。
ここでいうマネジメントとは、単に「人を管理する」ことだけではありません。

「ヒト・モノ・カネ・時間」といった経営資源を、適切に配分・活用して成果を最大化していく力のことです。

たとえば、外注先とのやりとりがうまくいかず納期が遅れた、チームメンバーのリソース管理が甘くて炎上した、というようなトラブルは、マネジメント力の不足が原因のひとつです。

特に起業初期は、すべてを自分で抱え込みがちですが、時間にも限りがあるので「どこを任せ、どこを自分がやるか」の判断力が問われます。

また、数字管理・進捗管理・チームの目標共有なども、立派なマネジメント業務です。
難しそうに見えても、ExcelやNotionなどのツールを使えば、個人でも仕組み化できます。

一人ビジネスでも「経営者目線」を持ち、自分の行動すべてにおいて「今これが最適か?」と俯瞰できる感覚が、マネジメントの第一歩です。

(13)自己管理能力

起業において「自己管理能力」は、見落とされがちですが非常に重要なスキルです。

なぜなら、会社員と違い、起業家には上司もルールもなく、自分でスケジュールを立て、行動し、成果を出す必要があるからです。

たとえば、起業初期は売上が不安定だったり、やることが山積みだったりします。

その中で、生活リズムが乱れたり、モチベーションが落ちたりすると、パフォーマンスに直結してしまうんですね。
この自己管理には、「時間管理」や「感情のコントロール」も含まれています。

たとえば、タスクを可視化して優先順位をつける「タスク管理ツール」を使うだけでも、混乱を防げますし、感情面では「今日は疲れて集中できない」と気づいたら、軽めの作業に切り替えるなどの工夫も大切です。

「自分を経営する感覚」を持てるようになると、行動量も成果も安定していきます。
これは起業家として長く走り続けるための土台になります。

(14)マインドセットスキル

起業において「マインドセットスキル」は、スキルの土台になる非常に重要な要素です。

マインドセットとは「物事の捉え方」や「思考のクセ」のことで、同じ出来事でもどう受け止めるかによって行動が大きく変わってきます。

たとえば、うまくいかないと「自分には才能がない」と諦めてしまう人もいれば、「これは学びのチャンス」と捉えて改善を重ねる人もいます。

この違いが、継続できるかどうか、成果を出せるかどうかを分けるポイントになるんですね。
特に起業初期は不確実性が高く、努力がすぐに結果に結びつかないことも多いです。

その中で「どうせ無理」と思考停止せず、「小さな行動の積み重ねが未来を変える」と信じて動き続けるメンタルが必要です。

実務スキルと同じくらい、思考の柔軟さと前向きさを鍛えることが、起業家として生き残る力になります。

起業に必要な知識とスキルを獲得する方法

起業に必要な知識とスキルを獲得する方法を解説していきます。

  1. 本などで情報収集する
  2. 起業経験のある人の話を聞く
  3. 講座・セミナーを受講する
  4. 競合をリサーチする

(1)本などで情報収集する

起業に必要な知識やスキルを効率よく獲得する方法のひとつが、「本での情報収集」です。
本のメリットは、体系的に整理された知識を短時間で得られることです。

ネット検索では断片的な情報にとどまりがちですが、本には著者の実体験や成功事例、失敗の教訓までが詰まっています。

特におすすめなのは「ビジネス書」「起業家の自伝」「マーケティングや会計の入門書」などです。

たとえばマーケティングを学ぶ際は、専門用語が多く出てきますが、「USP(Unique Selling Proposition)」=他社にはない独自の売りのこと、といった形で用語を理解すると実務に活かしやすくなります。

最初から難しい本を選ぶ必要はなく、図解が多い入門書などから始めて、自分のレベルに応じて少しずつステップアップしていくのがポイントです。

こうした日々の読書習慣が、着実に起業の土台を作ってくれます。

(2)起業経験のある人の話を聞く

起業に必要な知識やスキルを実践的に学ぶ方法のひとつが、「すでに起業している人の話を聞くこと」です。
経験者の話には、机上の空論では得られない“リアルな気づき”が詰まっています。

たとえば、収支が合うまでの試行錯誤や、失敗から得た教訓など、本には書かれていない生の情報を得られることがあります。

「起業は孤独だ」と言われることがありますが、これは意思決定をすべて自分で行う必要があるからです。

そんなとき、先輩起業家の体験談を聞くことで、自分の選択に自信を持てるようになったり、新しい視点が得られることもあります。

また、話を聞く際は「何がうまくいったのか」だけでなく、「どんな壁にぶつかったか」も丁寧に聞くのがおすすめです。
成功例だけでなく、失敗談の中にこそ、自分のビジネスに活かせるヒントが隠れています。

(3)講座・セミナーを受講する

起業に必要な知識やスキルを効率よく学ぶ方法のひとつが、「講座やセミナーの受講」です。
特に、実務経験のある講師が登壇する講座では、実際のビジネスで役立つノウハウを体系的に学べます。

たとえば、マーケティングの基礎や、売上が伸び悩む原因の見つけ方、顧客への価値提供の設計など、独学では気づきにくいポイントを短期間で習得できることもあります。

また、講座には同じように起業を目指す仲間が集まることも多く、刺激を受けたり、情報交換ができたりするのもメリットです。

実践課題がある講座であれば、学びをすぐにアウトプットできるため、知識が定着しやすくなります。

「ひとりで学ぶのが不安」「何から始めたらいいかわからない」という人は、信頼できる講座を選ぶことで、起業への道筋がクリアになるはずです。

(4)競合をリサーチする

競合リサーチは、起業に必要な知識やスキルを高めるうえで欠かせないステップです。

競合とは、あなたが参入しようとしている市場で、すでに似た商品やサービスを提供している他の事業者のことです。
先行の事業者の戦略や強み・弱みを分析することで、自分のビジネスの差別化ポイントを明確にするヒントが得られます。

たとえば、競合のホームページやSNS、口コミなどを見て、「どんな言葉でお客さんに訴求しているのか」「価格帯やサービス内容はどうなっているか」を調べるだけでも、多くの情報が得られます。

これは「ベンチマーク」と呼ばれる手法で、優れている部分を参考にしつつ、自分らしい強みをどう作っていくかを考える材料になります。

情報収集だけで満足せず、自分ならどう改善できるか、どう独自性を出すかを考えることが、ビジネスの成長につながります。

起業するために必要な6ステップ

起業するために必要な6ステップは下記の通りです。

  • ステップ1:起業のアイディアを書き出す
  • ステップ2:起業の形態を決める
  • ステップ3:事業計画をつくる
  • ステップ4:人・物・資金を準備する
  • ステップ5:開業手続きをする
  • ステップ6:事業を始める

ステップ1:起業のアイディアを書き出す

起業の第一歩としておすすめなのが、「思いつくアイディアをすべて書き出す」ことです。

この段階では、実現可能かどうかは気にせず、自由にアウトプットするのがポイントとなります。

脳内でぼんやり考えているだけでは、同じことをぐるぐる考えてしまいがちですが、紙やノート、デジタルメモに書き出すと、思考が整理され、次に取るべき行動が見えてきます。

ここで重要なのは、「こんなの売れるのかな?」と自分で否定しないことです。
最初はアイディアの量が大切だからです。

あとで現実的かどうかやニーズがあるかを検討すればよいので、まずは自分の経験や興味、日頃の不満や疑問など、ヒントになりそうなことをどんどんメモしましょう。

このステップを丁寧に行うことで、あなたらしいビジネスの種が見えるので、焦らずに楽しみながら進めることが大切です。

ステップ2:起業の形態を決める

起業を具体化するうえで重要なのが、「どの形で事業を始めるか」を決めることです。
ここでいう“形態”とは、個人事業主か法人(株式会社・合同会社など)かという事業の枠組みのことを指します。

たとえば、個人事業主は開業届を出すだけで始められるため、初期費用や手続きのハードルが低いのが特徴です。

一方、法人は設立に費用がかかるものの、信用力が高まりやすく、取引先が増えたり、節税の選択肢が広がったりするメリットがあります。

ただし、法人化すれば必ず良いわけではなく、収入の見込み、関わる取引先、節税効果なども含めて、自分のビジネスに合った形態を選ぶことが大切です。

最初は個人事業から始めて、売上や取引規模が一定以上になったら法人化するという流れも多くの人が採用しているので、まずは無理のないスタートを切りましょう。

ステップ3:事業計画をつくる

起業に向けて「何をどう進めるか」を言語化したのが事業計画であり、これは単なる理想や想いではなく、数字や戦略を含めた実行のための設計図のようなものです。

売上の見込み、ターゲット層、商品・サービス内容、競合との差別化、販路(どこで売るか)、そして必要な経費などを整理していきます。

特に「誰に」「何を」「どうやって届けるか」は重要なポイントで、ここが曖昧だと、行動に移しても成果が出にくくなります。

逆に、これが明確だと、営業・発信・提案すべての精度が上がります。
また、事業計画は自分の頭の中を整理するだけでなく、融資や補助金申請時にも必要になります。

最初から完璧に仕上げる必要はありませんが、方向性を確認するためにも、現実に落とし込んで考える習慣をつけておくことが大切です。

ステップ4:人・物・資金を準備する

起業には「人・物・資金」という3つのリソース(経営資源)をどう確保するかが重要な鍵になります。

まず「人」は、自分一人で始める場合でも、業務委託や外注先、協力者などの人脈を見直すことが必要です。
信頼できる税理士やデザイナー、システム担当者など、必要に応じて外部の専門家を巻き込むことで事業の質が上がります。

次に「物」とは、パソコンや業務用ツール、作業スペースなど実務に必要な環境のこと。
起業初期はコストを抑えつつ、業務効率が下がらないような設備を整える視点が大切です。

最後に「資金」は、自己資金や融資、補助金などをどう組み合わせるか資金繰りを計画的に考えましょう。

手元資金が少ない場合は、初期費用のかからないビジネスモデルから始めるのも選択肢です。
この3つを冷静に洗い出しておくと、起業後のつまずきを減らすことができます。

ステップ5:開業手続きをする

開業手続きは、起業のスタートラインに立つために必要な公式なステップです。
ここでは、個人事業主として開業する場合を例に説明します。

まず行うのが、税務署への「開業届(正式には《個人事業の開業・廃業等届出書》)」の提出です。

これは事業を開始した日から1か月以内に出すことが推奨されています。
提出は税務署の窓口のほか、郵送やオンライン(e-Tax)でも可能です。

加えて、青色申告を希望する場合は「青色申告承認申請書」も忘れずに提出しましょう。
これは節税メリットが大きいため、多くの事業主が活用しています。

法人の場合は、定款の作成、公証人役場での認証、法務局での登記など、もう少し複雑な手続きが必要になりますが、個人事業主であれば比較的シンプルです。

手続きを面倒に感じる人もいますが、「事業として堂々と名乗る」第一歩になります。
不明点があれば、税務署や自治体の窓口で相談できるので、恐れずに行動してみましょう。

ステップ6:事業を始める

事業を始めるというのは、単に商品やサービスを提供し始めることではありません。
本格的に「ビジネスを回し始める」段階です。

ここで重要なのは、事前に立てた事業計画をベースに、実際に売上をつくる活動に着手することです。

たとえば、商品を販売するなら告知・集客・受注・納品までの導線を整える必要があります。
Web集客なら、ホームページやSNS、広告など複数のチャネル(販路)を動かす必要があります。
「とりあえず作って終わり」ではなく、ターゲットに届く仕組みを作ることが重要です。

また、最初は売上が安定しない時期もあります。そういうときこそ、PDCA(計画・実行・検証・改善)のサイクルを意識して、小さな改善を繰り返していく姿勢が成果につながります。

完璧なスタートを目指すより、「動きながら整える」マインドが、起業を続けていくうえで何より大切です。

わたしの経験談

わたしは起業する日を「◯月◯日」と明確に決め、その日から逆算して起業準備を進めていきました。

最初にやったのは、ゴールから逆算して「月単位・週単位・1日単位」のタスクに落とし込むことです。

たとえば、3ヶ月前には事業コンセプトのブラッシュアップ、2ヶ月前は見込み顧客とのヒアリング、1ヶ月前には開業届や銀行口座の準備など、ひとつずつ具体化していきました。

週単位では「水曜までに競合調査」「土日にHPの文案作成」など、自分のリソースと照らし合わせて無理のない範囲で進めていきました。

会社員として働きながらの準備は決して楽ではありませんでしたが、毎朝1時間だけでも集中して「今日やるべきこと」をこなす習慣をつけることで、着実に前に進むことができました。

「なんとなく起業したい」ではなく、「この日に独立する」と決めたことで、現実が動き始めた感覚がありました。

そして現在は自営業として採用コンサルタント、マーケター、キャリア支援の仕事をしています。

毎日の通勤や人間関係のストレスも激減し、仕事のやりがいを得ながら会社員時代よりも高い収入になって、毎日がとても充実しています。


「脱サラ起業で失敗しない方法」についてはこちらの記事でも詳しい解説がありますので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は「起業に必要なスキルと成功するためのコツ」について解説しました。

起業には、経営に関する幅広い知識や顧客へ価値提供するためのスキルが必要になりますが、机上の空論だけで行動しないままだと、成果にはつながりません。

慎重になりすぎて行動できない人が多いので、仮説を立てた後はまずは小さくテストをしてみることをおすすめします。
綿密に計画を立てていても想定と異なることや予期せぬトラブルに遭遇することもあります。

起業でやるべきことは多岐にわたるので、自分でやること、外部に任せることなど切り分けて、リソースを調整して潰れないようにすることも大切です。

それには、自分の強みを明確化して、目標設定することがポイントとなります。

また、独立する前に、まずは副業から始めてみることで市場のニーズや自分の適性もわかるのでリスクを軽減させながら実現へと近づけていけます。

わたしは、キャリアカウンセラーやWEBマーケコンサル、ビジネスコンサルタントとしてこれまで多くの女性のキャリア相談を受けてきました。

自己分析のカウンセリングはもちろん、女性の強み発掘や独立支援もしています。
わたし自身、独立して在宅起業したことで、時間や場所に縛られず、人間関係を自由に選択できて快適な毎日を過ごせるようになりました。

今の仕事を続けるかお悩みの方、独立起業、副業などに興味のある方は、ぜひご相談ください。

また、少しでも気になった方は、「3ヶ月で雇われずに自由と収入が叶う動画講座」(LINE友だち追加するだけ無料)をご視聴ください。

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